幼稚園のクラス、どのように決めているのか気になりませんか?
今日は、私が勤めていた私立幼稚園のクラス分け方法をご紹介しちゃいます。
幼稚園のクラス分けは
日々の保育をスムーズに行う。
子ども達が行事を楽しむ。
の二つを達成できるようにすることが大前提になっています。
では、具体的にいってみよう!
私立幼稚園の年中・年長組クラス分け方法
①前年度のクラス担任がクラス全員を発達段階で判断して1〜5のいずれかのグループに振り分ける。
各グループの人数はあらかじめ決まっていて、30人クラスなら1〜5の各グループ6人ずつ。
幼児期は同じ年齢でも4月生まれか3月生まれかで身体の大きさやできることがかなり違う。その上、個人差も大きい。そのため、「発達が早め:5>4>3>2>1:発達がゆっくりめ」でグループ分けをする。
②各グループの人数が均等になるよう旧クラスから新クラスにわりふる。
例)30人×3クラスの幼稚園の場合、旧クラスの30人を10人ずつに分ける。
その10人は1グループから2人、2グループから2人・・・と各グループが2人ずつになるようにする。さらに男女比のばらつきがないようにする。
③新クラスのメンバーの以下6点を確認する。
❶誕生月
❷バス通園or徒歩通園
❸バス通園者のコース
❹小学校の校区
❺前年度のクラス委員の数
❻年少組クラス担任からの申し送り事項
それぞれについて詳しく説明すると・・・
誕生月
毎月、保育参観後にお誕生日会(お誕生月会?)をするので、該当者が必ずいるようにする。お誕生日の子はお遊戯などの発表をするため、毎月2人以上が理想。7月8月生まれは合同。
バス通園or徒歩通園
徒歩通園者は園庭でクラス担任(もしくは副担任)から保護者に受け渡し。
お迎え時間は15分ほどなので、担任が対応できる人数にするために、徒歩通園者の数にかたよりがないようにする。
※お迎え時の引き渡しがクラスごとではない幼稚園もあるよ!
バス通園者のコース
同じバスが複数回走る場合、先に園を出発するバスコースの子どもの人数が多いと降園準備があわただしくて大変。そのため、コースごとの人数をチェックする。
ちなみに、担任・副担任で協力して
①先に園を出発するバスコースの子ども達の降園準備→バス乗り場へ
②後に園を出発するバスコースの子ども達の降園準備→バスコースごとの待機場所へ
③徒歩通園の子ども達の降園準備→園庭へ
の流れで準備をします。
小学校の校区
同じ小学校に入学する子がいるよう配慮。お受験組もいるし、ここはあまり重視されてはいなかった印象。
旧クラス委員の数
クラス委員を各クラス複数人お願いする。経験者がいると助かるので、喜んで引き受けてくれそうな保護者がいるか確認する。
年少組クラス担任からの申し送り事項
まれに、子ども同士、保護者同士のトラブルなどからクラスを分けてほしいと要望があることがある。その場合は、配慮することもある。また、双生児のクラス(同じor分ける)は保護者の希望に沿うようにしている。
④確認後、必要に応じてクラス変更をして調整する。
(例)
A組の先生
「4月生まれがいないので、4月生まれの子、お願いします!」
B組の先生
「4月生まれ、複数います、3グループの〇〇さんです、バスです。」
A組の先生
「では、3グループでバスの6月生まれ〇〇さんと入れ替えお願いします」
B組の先生
「OKです」
→6つの確認事項を再度チェック
といった流れで、調整を続けます。
調整後、学年全員で再確認し、クラス分け決定です!
私立幼稚園の年少組クラス分け方法
まず、未就園児クラスの参加者を各クラスに均等に割りふる。
あとは、年中・年長組と同じように誕生月や徒歩/バスなどを確認して調整する。
公立幼稚園のクラス分け方法
*私が知る範囲で・・・の話です。
公立幼稚園はクラス分けなし
学生時代にスクールサポーターをしていた公立幼稚園。
各学年園児数が10名以下だったので、クラス分けなしでした。
国立幼稚園は2年保育、3年保育でクラス分け
教育実習をした国立大附属幼稚園は3年保育、2年保育でクラスを分けていました。
そのため、年中→年長でクラス替えはなし。担任も持ち上がりでした。
まとめ
幼稚園は、子どもが元気に遊び、学ぶための場所。先生達は、子ども達が安全に楽しく園生活を送れることを一番に考えています。
だから、クラス分けはトラブルなく日々の保育を行い、行事では皆が活躍できるよう配慮された結果なのです。
どうか、決まったクラスでの幼稚園生活を楽しんでくださいね。
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